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溶連菌感染後の尿検査は必要?

溶連菌に感染したときに医療機関から「念のため数週間後に尿検査をしましょう」と言われることがあります。

もう元気なのに検査は必要なの?何のために検査をするの?と思われた方もいると思います。

当院としての結論、全員に対する尿検査は不要です。

なぜ尿検査が必要と言われているのか、なぜ当院で尿検査は不要なのかについてお伝えします。

〇なぜ尿検査が必要と言われるのか

溶連菌感染後急性糸球体腎炎(PSAGN)という腎臓の合併症が起きていないかを確認するためです。

PSAGNは、溶連菌に感染した直後ではなく、のどの感染から1〜3週間後、皮膚の感染(とびひなど)から3〜6週間後という、時間差をおいて発症するのが大きな特徴です

〇なぜ当院で尿検査は不要なのか

・日本でのPSAGNの発症頻度が非常に低くなったため。

日本のような先進国ではPSAGNになるお子さんが非常に少なくなっています。

PSAGNのほとんどは発展途上国で発生しています。

・小児が発症した場合の予後が良好だから

万が一、PSAGNを発症したとしてもお子さんの予後は非常に良好です。

後遺症を残すことなく完全に治癒することがほとんどであり、過度に恐れる必要のない病気になってきています。

・不必要な心配を増やさないため

尿検査で少し異常が見つかったとしても、それが本当に病気につながるわけではない「偽陽性(ぎようせい)」という結果が出ることもあります。このような結果は、患者さんやご家族に不必要な不安を与えてしまう可能性があります。

以上の理由より当院では溶連菌感染後の全員に対する尿検査は不要と考えています。

では、どのような場合に尿検査が必要になるのでしょうか。

保護者の皆さんに確認していただきたいポイントをお伝えします。

〇こんな症状があるときは再度受診をしてください!

・おしっこが少ないとき

・赤いおしっこや茶色のおしっこがでるとき

・顔(目の周り)にむくみがあるとき

・元気がないとき

上記の症状があるときには尿検査が必要になります。

当院では全員に対する尿検査は不要と案内していますが、心配が強く、検査希望がある場合や他院で尿検査を勧められた場合などは尿検査を実施していますのでご相談ください。

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