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お知らせ

Spot Fire (スポットファイア)を導入しました

Spot Fire (スポットファイア)とは、上気道感染で流行することが多い複数の病原体(全15種類)を一度の検査で同時にPCR検査できる機会です。

実際に検査可能な病原体は以下の通りです。

1.百日咳菌

百日咳の原因菌です。最初はふつうのかぜと変わりませんが、次第に咳が多くなり、顔を真っ赤にして激しくせき込むようになります。
1~2週目がもっとも咳がひどく、3~4週目になると少しずつ咳が軽くなっていきます。
生後6か月以下の乳児では、咳で息ができなくなり入院となることも多い危険な病気です。ワクチンを接種していても、4~5歳頃から効果が落ちてきて、かかってしまうことがあります。この場合、咳がひどくないこともあるため、診断が難しいことがありますが、本人の症状は軽くてもうつしてしまうため、小さなきょうだいがいる場合には注意が必要です。

2.パラ百日咳菌

百日咳に似た症状を呈しますが、軽症で済むことが多いとされています。
臨床症状から百日咳と鑑別することは困難です。

3.肺炎クラミジア

クラミジア肺炎の原因菌です。かぜのような症状で始まり、乾いた咳が長引くのが特徴です。38℃以上の発熱を呈することは少なく、特異的な臨床所見に乏しい疾患です。

4.肺炎マイコプラズマ

マイコプラズマ肺炎の原因菌で、気管支炎や肺炎を引き起こします。幼児や学童に多くみられます。
発熱から始まることが多く、発熱後数日してから、乾性咳嗽が目立つようになります。発熱は1週間ほど、咳は3~4週間続きます。

5.アデノウイルス

咽頭・扁桃炎:39~40℃の高熱が4~5日続き、咽頭痛もみられます。
結膜炎:目が赤くなり、目やにが出ます。
胃腸炎:下痢、嘔気、腹痛を伴うことがあります。 結膜炎のみであれば「流行性角結膜炎(はやり目)」とよばれ、結膜炎に加えて咽頭・扁桃炎がある場合は「咽頭結膜熱(プール熱)」と呼ばれます。

6.新型コロナウイルス

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスです。
発熱、咳嗽、倦怠感、味覚・嗅覚障害、下痢など多様です。多くは軽症ですが、高齢者や基礎疾患がある方は重症化のリスクがあります。感染者の20%程度は無症候性病原体保有者と考えられています。

7.季節型コロナウイルス

発熱、鼻咽頭炎などの軽い症状が中心で、いわゆる「かぜ」の原因ウイルスです。
冬に流行するとされています。

8.ヒトメタニューモウイルス

症状は、咳、ゼイゼイ、鼻水などで、RSウイルス感染症に似た症状を呈します。
かかりやすいのは1~2歳です。また、高熱が5~7日間と長く続くことがあります。咳などの症状がおさまるまでには2~3週間かかります。春先に流行します。
多くは外来で治療できますが、肺炎などのために入院が必要なことがあります。

9.ヒトライノウイルス/エンテロウイルス

ライノウイルスは最も一般的なかぜの原因ウイルスで、通常は軽症です。
エンテロウイルスは、かぜ症状の他に、手足口病、ヘルパンギーナ、髄膜炎、急性胃腸炎などを引き起こします。

10.インフルエンザウイルスA型

突然、高熱が出て、ぐったりします。のどの痛みや頭痛、筋肉痛もみられます。
ほぼ同時か、少し遅れて咳や鼻水がでてきます。

11.インフルエンザウイルスB型

インフルエンザウイルスA型と同様の症状を呈しますが、消化器症状(腹痛、下痢)が比較的多くみられます。

12.パラインフルエンザウイルス

インフルエンザとは異なるウイルスです。発熱、咳、鼻水などの症状を呈します。
発熱は5〜7日間続くことがあります。また、乳幼児に多いクループの主たる原因ウイルスです。

13.RSウイルス

鼻水が2~3日続いた後、急にゼイゼイして呼吸が苦しくなったり、哺乳ができなくなったりすることがあります。症状は5~7日でピークを越えますが、咳がおさまるまでには2~3週間かかります。
とくに生後6か月未満の乳児や早産児、生まれつき心臓や肺に病気があるお子さんなどでは重症になりやすい傾向があります。外来で治療することが多いですが、哺乳できない場合や、酸素の取り込みが悪い場合には入院が必要になります。

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