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アデノウイルス感染症のお話

前回、夏の三大感染症の手足口病とヘルパンギーナのお話をしたので

今回はアデノウイルス感染症のお話です。

〇アデノウイルス感染症とは

アデノウイルスによる感染症で咽頭炎や扁桃炎などの呼吸器感染症や、胃腸炎、角結膜炎など様々な疾患を引き起こします。

・咽頭・扁桃炎:39~40℃の高熱が4~5日続き、のどの痛みもみられます。

・結膜炎:目が赤くなり、目やにが出ます。

・胃腸炎:下痢、吐き気、腹痛を伴うことがあります。

結膜炎のみであれば「流行性角結膜炎(はやり目)」とよばれ、結膜炎に加えて咽頭・扁桃炎がある場合は「咽頭結膜熱(プール熱)」とよばれます。

〇治療について

アデノウイルスに効く薬はありません。対症療法が基本です。

結膜炎があるときには、腫れを抑える薬や細菌感染症予防の目薬を処方することがあります。

〇水分摂取について

水分は十分にとるようにしましょう。

のどを痛がる時には熱いもの、オレンジジュースなどのすっぱいものはしみるので避けてください。

冷ましたお味噌汁やスープ、リンゴジュースなどがおすすめです。

少量を回数多く飲むことを意識しましょう。

脱水になっていないか、おしっこの回数・量・色(濃くなっていないか)にも気を付けてください。

〇食事について

のど痛がるときは、食欲がないのは仕方ありません。

熱いもの、すっぱいものは水分と同様に避け、また塩辛いものやかたいものも避けましょう。

冷ましたおじや、とうふ、やわらかくしたうどん、ゼリーなどがおすすめです。

〇登園・登校について

・流行性角結膜炎(はやり目)

学校保健安全法で第三種に指定されており、感染のおそれがないと医師が認めるまで出席停止となります。

・咽頭結膜熱(プール熱)

学校保健安全法で第二種感染症に指定されており、主要症状(発熱、咽頭炎、結膜炎など)が消えてから2日を経過するまで出席停止となります。

〇こんなときはもう一度受診しましょう!

・5日以上高熱が続くとき

・水分をあまりとらず、おしっこが12時間以上出ていないとき

・元気がなく、ぐったりしているとき

・目を痛がるとき、いつもに比べて光をまぶしがるとき、見え方がおかしいとき(眼科への受診をおすすめします)

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診療時間 日•祝
午前の診療
8:30-12:00
予防接種・
乳幼児検診
14:00-15:00
午後の診療
15:00-17:00

休診日:水曜日・土曜日午後・日曜日・祝日
●:一般診療★:予防接種・乳幼児健診

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